12月6日 カナダ:モントリオール女子学生銃殺事件追悼日
| 2006年12月2日 (土) | 印刷用ページ |
| by |

1989年12月6日、午後5時過ぎ、カナダのモントリオールにあるエコール・ポリテクニク( École Polytechnique de Montréal)で、銃を持った男が学内に押し入り乱射し、女子学生14人を殺害、男性を含む13人が負傷した。当時24歳だったMarc Lepineは、事件当日、授業中の教室に乱入し男子学生を外に出すと、残った女子学生を殺害し、その後「女どもが憎い、フェミニストどもが憎い」と叫びながらビル内のいたるところで女子学生にむけて乱射した。事件直後、Lepineは遺書を残し自殺した。
残された遺書には、フェミニスト達が彼の人生を台無しにしたと信じていたため 彼が犯行を計画した経緯が綴られている。親からの虐待を受け困難な家庭事情の中で Lepineは育った。軍に志願するが不採用。数年の間いくつか短大を転々としたが、 卒業することはなかった。その後、エコール・ポリテクニクを受験するものの、 短大での必須科目未履修のため入学が許可されなった。しかし、Lepineはこれを 女性差別をなくすための優遇措置のせいで、女性達が男性から職を奪い、そして 彼の大学での席を奪ったと考えた。遺書と共に、彼が殺害したいと願った16人の 著名な女性のリストも発見されている。(遺書:原文英語)
この事件は、カナダ全土に衝撃を与え、カナダにおける女性に対する暴力への認識 を強く呼びかけ、有効的な措置をとるための運動につながっていくことになる。1991年、 連邦議会は12月6日を 全国追悼と女性に対する暴力への行動の日(National Day of Remembrance and Action on Violence Against Women)とした。
